突如わたくしのまえに現れた赤木二郎
身長はわたくしと同じくらい、いや、私より低いのことも考えられる
最初高校生かと思ったが24歳のフリーターだった
なぜ魅力的に感じるのか
その理由は芯がある点ではなかろうか
なぜだろう
どことなく漂う年季
落ち着き
早口の私とは真反対、とても穏やかな会話
語彙のチョイス
そして決めては、
制服をきていたら高校生みたいなのに
私服がラッパー…
その姿をみたとき私はちかくのおばちゃんと
顔を見合わせて息を飲んだ
ラーメン通ぶりたいわけではないが
むかしラーメン街の近くに住んでたため
ラーメンの味にはうるさい
だとか
接客経験は
客は知り合いしか来ないような
ずっと店長と喋っておわりで
1年で潰れたラーメン屋だけ
だとか
掲示物の角度を直してるところを
店長に1度褒められてから
そんな几帳面でもなんでもないゴリゴリのO型なのに
めちゃくちゃ角度を気にするようになった
だとか
いつも正確な時間がわからない時計を
つけている
だとか
とにかく魅力が多すぎる