事務所から車で2時間かかる所で仕事が入った
2時間かかる所で120分のお仕事。
この仕事するために私は6時間もかけるのか〜
貰える給料は120分分だけ。
鬱陶しいな〜と思いながらも向かった
到着したらなかなか嫌な予感がした
エレベーターのないアパート。
その時点でなんかやばい
ピンポンすると裸の男がでてくる
キモイ
ちなみにコロナだからドライバーが検温しに行く規定になっている
ドライバーと裸の客が対面して
なんか惨めだった
入室して部屋を見渡すがかなり汚い
かなり急いでる様子なので急いでコールし、
タイマーせっとし、
シャワーをあびる
シャワー浴びたんだけど汗汗とか言われたが
私が洗わなきゃ意味が無い。
だからもう一度入ってもらう
完全業界未経験入店4日目設定の私
何も考えずに客の体を洗ってると
客に慣れてるね?と言われたが
お兄さん急いでそうなので汗汗と交わす。
120分コースで時間いっぱい元取ろうとする
キモイ系だ、と察してからわたしの機嫌は少し悪い
客を洗い終わり、出させて、
私がシャワーをあびる
足ふきマットすら出さない不潔さに引く
人のこと言えないくらい部屋の汚い私だが
さすがに初対面の人を家に呼ぼうとは思わない
シャワーからでる
ベッドで待機してる客
お金もっとほしい?
そうきかれる
デリヘルは本番は禁止だ
裏オプ的なのを交渉されたのだと思った
私は好きな人とセックスしたことがない
1回1回がまだ貴重なのだ
まだ失いたくないものがある
そんな気がして頑なに断り続けている
俗に言う鉄梨嬢だ
今までキッパリ断ってきた
だけど100出来ない女だとリピはない
だからちょっと出来そうな雰囲気も
出さなきゃだめだよ
そう優しいお兄さんに教えて貰ったことがある
円盤持ちかけられたときは
出せなさそうな金額をいい、
その人にお金がないせいでできない
あくまでそっちが悪い、という雰囲気で断れば
次がワンチャンある
だから私は化け物みたいな数字を提示する
すると客は一転
違う違う。お金、盗ったよね?
わたしは一瞬状況が理解できない
盗った?
ちょっといみがわからなかった
とってない、そう答えた
だが客は信じる様子がない
証明しようと自分のカバンの中を全部出す。
客と言い合いになる
アスペなので人疑って間違った疑いだって
分かったのに謝りもしない客がキモイと思ったので
そのままキモっと呟く
客はその言葉を聞き逃さない
今キモって言った?
きっっっっしょ!!!!!!
そう客に吐く
もうちょいスッキリするかと思ったが
全然スッキリしない
苦しい
2時間もかけて来たのに
わたしの時間はなんなんだ
客とかなり言い合いになり
店に電話する
私はパニックになって状況を上手く説明できない
私はとりあえず家をでて車にもどる
店長に説明しようとしても
悔しくて涙がでてうまく説明できない
店長も私が悪いと思ってるのかな
そう思って仕事道具だけ車にのこして
車を出る
もうこんな店飛ぼう
自力で帰ることにした
ちなみに田舎だから近くに駅はない
ノコノコあるく
店や店長、店員、ドライバー、色んな番号から電話がかかる
全部無視した
味方してくれない人に用は無い
私はどんなときも自分の味方をしてくれる人と居る
味方してくれない人はもういらない
それならひとりでいい
そう思ったが店長からメール
お金は??
あ、ドライバーにお金渡すの忘れた
受け取ったお金は50000
そのうち交通費がほとんど。
なんせ事務所から2時間の場所だからね
私へのバックは17000
私はこの50000をもって飛ぶことも出来た
だけど卑怯なまま逃げるのは
自分の中の何かが許さないので
この50000を返すことにする
結局帰りに事務所によることにした
客へは返金対応になったため給料もなしだ
ただバカ遠いとこから帰る交通費払って
嫌な思いした人だった
帰り道は2時間ずっと泣いてた
田舎だから電車も全然こない
電車にも人はかなり少ない
駅に停車しても降りるときにボタンを開けて
降りるスタイルを導入するレベル
心がしんどかった
この涙は何かと考えたら
これは孤独感だ。
だれも味方してくれない現実を
突きつけられた。
薄々わかっていたがイザ目の当たりにしたら
涙が止まらないのかな
分からないが永遠に泣いていた
電車での長旅、
先程の出来事を言語化し、
自分が100ぱー悪いと思われてるのが悔しくて
店長に長文送っておいた
正直もうこれでおわりだ、
風俗上がろう
そう思っていた
最近はもう精神的にきていた。
前までは整形するためにお金を稼いでいるから
整形のためだ、と頑張れていたが、
最近はもうこんな苦しい思いして綺麗になって
綺麗になれるかも分からないし、
つらい気持ちの方が大きかった
帰りにスシローでごはんをたべた
頼みたいものを1式、デザートまで頼んだのに800円ちょいだった
800円ちょいでこの幸せが買えるのに
私は60分10000で体を売り、
必死に金を貯めているのがバカバカしくなった
事務所に戻る
わたしの目はパンパンだ
店長も多分呆れていた
私は過呼吸のようになっていた
私が喋ることなく店長の話を聞き続けた
店長はもう気にするな、と言った
ストレス発散はしーや
って言ってた
むりにひきとめないけど風俗あがるときまでとことん応援する
と言われた
いろんな迷いが行き来する
このままあがるか
もう少し頑張るか
私はただわたしの味方が欲しいだけ
いつからこんなに1人を好むようになったんだろう
誰かといて結局嫌われて呆れられるよりは
最初からひとりで動きのない方が楽だ
と思い始めた
だが1人だとなにを楽しみに生きるのか
誰かとの経験思い出が人生の楽しみであって
1人でスイーツパラダイスに行っても楽しくないし
ヒトカラも段々飽きてくる
誰かと楽しみを共有するから楽しみなのではないか
この孤独の苦しみから早く抜け出したい